2016年10月の読書報告

2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:5560ページ
ナイス数:531ナイス

永遠をさがしに (河出文庫)永遠をさがしに (河出文庫)感想
今度は音楽のお話。家庭が破綻していたために家族愛に飢えていた16歳の高校生。新しい母の個性が強烈だが、温かく、今まで教えてもらえなかった真実を知り、長年封印していたチェロを再開。文章だけでも綺麗な心に響くメロディーを奏でていた。チェロにより、親子の愛情を理解し、友情も芽生え、自分は一人じゃないことを認識していく。あぁやっぱりこれも感動した。
読了日:10月30日 著者:原田マハ
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)感想
初めての辻村深月さん作品。ドラえもんは結構好きで、特に長編はすごい好きだったが、小学生くらいまでだったような覚えがある。根っこでは好きなんだろうが、それを表現するのが恥ずかしいというよりも、自然に卒業だと思ってた。ひみつ道具の名前が各章のタイトルとなっていて、藤子先生へのリスペクトを感じる一方で、内容は重く、惹きこまれていく。途中での違和感は結果としては正しかったが、すごく楽しめた。遅まきながら、これから宜しくお願いします(^^)
読了日:10月30日 著者:辻村深月
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)感想
最後の方に畳み掛けるどんでん返しがあったが、驚きとともに苦笑も(^^;;少し違和感を感じる部分はあったので、そこがミスリードだったとは思うが、まさかの展開だった。最初と終わりの違いに、自分の中で消化するのに、少し時間がかかってしまった(^^;;
読了日:10月28日 著者:歌野晶午
高校入試 (角川文庫)高校入試 (角川文庫)感想
以前、ドラマをしっかり見れなくて、中途半端だったこともあり、ずっと気になっていた作品。途中までは、登場人物表を見返さないと中々把握できなかった(^^;;高校入試を題材にした群像劇?だったが、脚本から作ったものとは思えないほど、中身の濃い小説だった。のめり込みながらも、自分の高校入試の時を思い出してもいた。熱を出しながらの辛い受験だったなぁ(^^;;
読了日:10月24日 著者:湊かなえ
水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫)水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫)感想
今回はいつも以上に真相に辿りつけ無さそうな前半戦だった。その分、後半戦はすごい盛り上がりだったし、スリルも十分にあった。天気予報というテーマでここまでミステリーに持ってこれるのは驚き。これがクリティカルシンキングの為せる技か(^^;;
読了日:10月22日 著者:松岡圭祐
疾風ロンド (実業之日本社文庫)疾風ロンド (実業之日本社文庫)感想
映画の前に読了。予告編を見たのもあるだろうが、映像化を狙って作品を作ったのかと思わせるほどシーンが頭の中に明瞭に浮かんだ。複雑なミステリーでは無いが、適度にハラハラ、適度にスピーディ、最後は綺麗にサプライズで読後感はすっきりした(^^)・・・余談だが、人が羨むぐらい気持ちよく滑ってみたいものだ。
読了日:10月18日 著者:東野圭吾
生きるぼくら (徳間文庫)生きるぼくら (徳間文庫)感想
またまた心が洗われた。。引きこもり、認知症などのどんどん増加していっている中々に重いテーマを、年賀状・米作りをフックにして、家族愛、人間愛の物語に昇華させている。難しく表現してしまったかもしれないが、最初に言ったとおり、心が洗われる作品で、やはり涙が頬を伝う作品であった。
読了日:10月15日 著者:原田マハ
インフェルノ(下) (角川文庫)インフェルノ(下) (角川文庫)感想
最終巻。怒涛の展開だった。見事に騙されたし、収束の仕方も見事だった。タイムリミットが迫っている展開だったので、読んでるこっちも途中で切り上げる訳にもいかず、眠らせてもらえなかった(^^;;読み終えた今は、ベランダに出て一息ついている。空を見上げたら、瞬いていた・・・星々が。
読了日:10月13日 著者:ダン・ブラウン
インフェルノ(中) (角川文庫)インフェルノ(中) (角川文庫)感想
舞台はフィレンツェからヴェネチアへ。いつも毎回思うが、このシリーズが最も読んだ後に聖地巡礼したいと思わせてくれる。今回の舞台には行ったことが無いが、他の作品の時には、あの時ちゃんと見ていれば、という後悔が猛烈に湧き上がる。話を戻すが、ラングドンが知らない間に敵、味方が入れ替わったりして、複雑な相関関係が。。誰か整理を!!
読了日:10月12日 著者:ダン・ブラウン
インフェルノ(上) (角川文庫)インフェルノ(上) (角川文庫)感想
いつものごとく、序盤から、ラングドンはぎりぎりのタイミングでの逃走を強いられ、ハラハラさせられる。そこからの謎解き。今回はフィレンツェが舞台。終わり方が気になり、中巻へ続く。。。
読了日:10月11日 著者:ダン・ブラウン
村上海賊の娘(四) (新潮文庫)村上海賊の娘(四) (新潮文庫)感想
信長で有名な場所の出身で、信長についてはそこそこ知っていたつもりだったが、この戦はほとんど知らなかった。最終巻は一冊丸々、戦だった。熱い熱い戦だった。ヒロイン景はもとより、登場人物のほとんどが魅力があって、躍動感にも溢れていた。素晴らしい歴史小説だった!!・・・今更ながら、、、海賊ってホントにいたんだなぁ。
読了日:10月8日 著者:和田竜
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
映画公開とのことで、観るかどうかは別として再読。すごかった、という漠然とした感想だけで話の内容は全く覚えていなかった(^^;;「死体が見たい」という重いテーマながら、女子高生同士のすれ違いからの友情の再確認で感動で纏めあげるかと思わせて、最後の最後でそんな風に繋がってるの!?っていう、ミステリーやった!再読でやっと、「私、父、母」「あたし、パパ、ママ」で二人の違いがあったことに気づいた(^^;;
読了日:10月8日 著者:湊かなえ
村上海賊の娘(三) (新潮文庫)村上海賊の娘(三) (新潮文庫)感想
3巻読了。ヒロイン景が大人しい女性になったかと思いきや・・・最後の方は海賊らしい女性へ。怒涛の展開を見せ始める。早く4巻に向かわねば!!
読了日:10月6日 著者:和田竜
村上海賊の娘(二) (新潮文庫)村上海賊の娘(二) (新潮文庫)感想
海賊が陸地で合戦をしていた話は新鮮だった。なぜか雑賀孫市は、どの話を聞いてもやはりかっこいい!景はヒロインなのに、いまだ脇役扱い!?3巻以降に期待(^^)
読了日:10月3日 著者:和田竜
村上海賊の娘(一) (新潮文庫)村上海賊の娘(一) (新潮文庫)感想
久しぶりの歴史小説。文庫になってから、読もうと思っていた。のぼうの城の時にも思ったが、有名な出来事、戦に対して、スポットの当て方がおもしろい!2巻に続く・・
読了日:10月2日 著者:和田竜

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